2018年1月6日記→1月8日追記
FireタブレットはAmazonサービスに特化した仕様(FireOS)の為、対応アプリが少ないのが難点です。つまり、OSはAndroidベースなのにGooglePlayが使えません。
独自のアプリストアがありますが、使いたいアプリが探せないこともしばしば。
例えば私はAmazonのKindleと同時に紀伊国屋さんのKinoppyアプリも愛用していますが、Amazonは基本的にはライバル会社の商品販売やサービス提供はしないので、当然ながらFireタブレットでKinoppyアプリは探せません。
私はFireタブレットを「読書&ビデオ専用端末」にしたくて購入したので、今回はFireタブレットでGooglePlayを使えるようにする方法を試したいと思います。
但し、決して推奨しません!
記事にしておいてなんなんだと思われるかもしれませんが、Fireタブレットが本来意図している利用方法とは異なる利用になる可能性があり、また様々なリスクが発生する可能性もあるため、基本的にはやらない方が無難だと思います。
リスクにも色々ありますが、特に「個人情報の流出」がその最たるものです。
もちろん、Google自体が広告の最適化の為に個人情報を抽出しているとか、Amazonもしかりだとか、LINEも問題があるとか、HUAWEIのスマホは中国に通信しているとか、個人情報流出のリスクについては様々な見解もあり、「ネットにつながる以上、個人情報の保護などあってないようなもの」という言には一理あると思いますが、本来予期されていた利用方法と異なる利用をするという点で、ここからは自己責任が理解できる方にお読み頂ければと思います。
他人に迷惑をかけない、という観点で考えればGooglePlayをインストールしたFireタブレットでは「メールソフトなど、自分以外の他人の情報に繋がるアプリは使わない」位の配慮はすべきかと思います。
利便性とリスクは反比例の関係にあることをご理解いただいた上でお読みください。
FireタブレットでGooglePlayを使える方法はいくつかあります。
①root化する
②アプリを使って他のandroid端末からapkファイルをコピー
③サイトからapkファイルをダウンロード
この中で①については、個人的には論外だと思いますしその知識もないので割愛します。
②③については、原則的にすべきことは同じで以下4つのapkファイルを以下の順番でFireタブレットにインストールします。
・Googleアカウントマネージャー(Account Manager)com.google.android.gsf.login
・Googleサービスフレームワーク(Services Framework)com.google.android.gsf
・Google Play開発者サービス(Play Services)com.google.android.gms
・Google Playストア(Play)com.android.vending
※APKについて→APK (ファイル形式) - Wikipedia
②の場合、「Apk Extractor」というアプリを使って自分が持っている他のandroid端末からのコピーします。自分の端末からのコピーなのでリスクが一段低くなると思われますが、今回はバージョンの違いなのかうまくできませんでした。
③の場合、Webサイトから4つのapkファイルをダウンロードしてインストールします。
以下その手順です。
1.Fireタブレットの設定>セキュリティ>不明ソースからのアプリをONにする
※任意のアプリがダウンロード出来たらOFFに戻すのが無難です。
2.FireタブレットのSilkブラウザをつかってAPKMirrorというサイトから以下4つのapkファイルをダウンロードする
Googleアカウントマネージャー5.1-1743759
Google Account Manager 5.1-1743759 APK Download by Google LLC - APKMirror
com.google.android.gsf.login
Googleサービスフレームワーク5.1-1743759
Google Services Framework 5.1-1743759 APK Download by Google LLC - APKMirror
com.google.android.gsf
Google Playサービス11.7.44(230-173432861)※Google Play開発者サービス
Google Play services 11.7.44 (230-173432861) APK Download by Google LLC - APKMirror
com.google.android.gms
Google Playストア8.5.39.W-all
com.android.vending
※今回利用するAPKMirroはファイルの署名が正規の製作者と一致していることを確認し公開している比較的安全なサイトと言われています↓
3.ダウンロード後、Silkブラウザの「メニューボタン」から「ダウンロード」をタップ
4.表示されたapkファイルを上記順番でインストール(apkファイルをタップ)
5.インストール確認画面に移行するのでインストールボタンが押せるようになるまで「次へ」をタップ
※ここでしばらく待っても「インストール」ボタンが押せない場合は、タブレットのタスク切り替えボタンでタスク一覧画面を表示させ、再度インストール画面に戻ると「インストール」ボタンが押せるようになります。
6.Fireタブレットのボタンを長押しして電源を落とし、再度長押しして電源を入れる
7.Playストアをタップし、GoogleのIDとパスワードを入力する
以上です。
GooglePlayの挙動が不安定な時は、何度か再起動していくうちに安定してくるようです。
ということで、今回はFireタブレットでGooglePlayを使えるようにする方法を確認してきました。私の端末ではKinoppyもdマガジンも、YouTubeアプリも使えるようになり、かなり利便性が向上しました。
返す返すになりますが、
利便性とリスクは時に反比例の関係になることをご理解ください。
では、また!
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