善意と妄想のYouTubeコメント欄

2019年3月12日記

本日はYouTubeのコメント欄について触れたいと思います。

何度かこのブログでも記事にしましたが、YouTubeのコメント欄は面倒くさくも面白く、そしてとても有難いものです。

私がYouTubeをスタートさせた当初、当たり前かもしれませんが、コメントを頂けることはほとんどなく、その後再生回数の増加やチャンネル登録者数の増加とともに、少しずつコメントを頂けるようになりました。

 

思い出深いのは、2年程前に現在のメインPC「Dynabook V82」をレビューした時に、視聴者さんからコメントで色々と教えて頂いたことです。

▽Dynabook v82 関連再生リスト まだサムネイルも作っていない頃ですw 

www.youtube.com

 

「好きだけど無知」これが「Hetano@yokozuki」というチャンネル名の由来でもありますが、本当に無知な人間が「好き」というだけで商品レビューを始めた訳です。

当然ながら自己満足な商品紹介になってしまって、視聴者さんには随分ストレスを与えてしまったと、今更ながらに感じ(今もそれほど変わってない説あり)ますが、その時その時で精一杯でした。

そんな中、視聴者さんから件のPC-v82について「ここを検証して欲しい」や「これはこうすればいいのでは?」などなど、様々なご要望やサジェスチョンをコメントという形で頂きました。

例えば「USB PD」という規格というか仕組みについて、概念から実際にどのような時に有効なのか、検証方法などを含めて色々と教えて頂き、果ては勇気づけて貰った事がとても印象に残っています。そして、それらコメントで教えて頂いたことを実践して動画として残すことで、私以外の「興味のある方」や「よく分からない方」のご参考になっている、つまり役立っていると感じます。

それが、私が一番に感じたYouTubeの素晴らしさです。

「善意あふれる素晴らしい人達がいらっしゃるコミュニティだ!」

これがその時から今でも変わらぬ思いであり、またその時に色々と教えて頂いた視聴者さんは今でもYouTubeLiveに遊びに来てくれます。

 

もちろん、善意あるコメントばかりではありません。時に悪意を持って攻撃して来る方もいます。これは特に視聴回数が増えれば増えるほどその傾向が顕著になると感じます。尚、そういったコメントに関する所感は、以前記事としてまとめているので、是非ご一読ください。 

www.hyzuki.com

上記記事を更にまとめてしまうと、その多くは

「認知的不協和音の解消理論」として片付ける事が出来てしまいますが、今回は視聴者さんが自身の不協和音を解消する為でなく、妄想を膨らました果てにコメントしてくる場合について、備忘録しておきます。

 

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このコメントは何かというと「スマートフォンの技適に関する動画」で頂いたご意見です。

中国の有名格安スマホメーカーUMIDIGIさんが遂に「技適認証済み」スマホを発売した(正確には発売済みスマホに技適を認証させた)とのことで、私も早速購入し開封レビューしたところ、端末のどこを探しても「技適マーク」はなく、そそくさと電源をオフにした。というのが開封編で↓

youtu.be

 

その後、販売店(UMIDIGI日本公式ショップ)さんに状況確認した結果を、動画にしてまとめたのが「その後」編です↓

youtu.be

 

上記コメントは「その後」編で頂戴しましたが、私の意見と経緯を説明すると・・・

・様々なリスクが考えられるので、技適認証のないスマホは動画にしていない。

・ただし、今の法令は現実に即していないと思うので改正を希んでいる。

・UMIDIGIさんの場合「技適認証済み」と偽って販売していたのが問題だと思う。

・その後、A3の端末販売ページは「技適認証予定」に書き換えられた。

・問合せに対するしっかりとした回答もなく、Amazonカスタマーに任せきり。

・Amazonカスタマーとしては、遵法性がないので返金対応を受けるとの回答。

・ミスは誰しもする可能性があるが、その後の対応で真価が問われる。

・念のためワイヤレスアップデートを再度したところ「技適マーク」が表示された。

 

そして、結びとして私は「UMIDIGIさんには“日本の消費者の選択肢を増やす”という点からも、今後も期待したい」とまとめました。

 

つまり、UMIDIGIを叩いているのではなく今後の期待を込めて「対応の悪さがあったこと」「最終的には返品or技適マークが確認できた」という実際に起こった状況説明をしているにすぎず、その他の技適未認証済みスマホと並列にしているわけでもありません。少なくともこの方が並列にしているその他のスマホは「技適認証済み」と偽って販売していませんし、ある意味堂々と技適については無視しているので、私のチャンネルでも扱っていないのです。

私の説明が下手な可能性もありますが、多くの視聴者さんには今回の私の主旨を汲み取って頂けたようですので、このある意味頓珍漢なコメントはこの方の理解力の問題と言えるでしょう。

 

いや、「理解力の問題」というのは言い過ぎかもしれません。

というのは、時に「自分の“勘違い”や“妄想”を基にコメントしてくる」方もいらっしゃるからです。

上記のように「叩いてないけど叩いていると感じる」というのは、私からすると「妄想」以外の何物でもありませんが、この視聴者さんは私以外の動画投稿者さんが「UMIDIGIを叩いている動画」をたくさん視聴してきた可能性が非常に高いと感じます。

それゆえ「UMIDIGI+技適」というサムネイル&タイトルを見て「なんでUMIDIGIばかり叩くんだ」「技適認証されていないのに販売している端末は他にもたくさんあるじゃないか」と、骨髄反射的に反応しコメントした可能性もあると思うのです。

 

骨髄反射は通常の「反射状態」からもう一段「上の行動」には移りにくいものだと思いますが、この方はそう言った点で特殊、あるいはこれまでこの感情を抑えていたのかもしれません。

 

以前、iPhone(iOS端末)でフルセグが視聴可能になるガジェットをご紹介した時にも同じような反応が多数ありました。

www.hyzuki.com

 

商品紹介動画では「NHKが・・・」というコメントが多かったので、この「商品を使うと受信料が発生する」のか、あるいは「どんな時に受信料が発生する」のか、NHKに「その見解を確認」し動画で報告しました。すると・・・

「なんで受信料を払わなければいけないんだよ」

「こういうことは立花さんに任せておけばいい」

というようなコメントが多数寄せられました。

私としては「受信料を払おう」とも「受信料を払う必要はない」とも言っていません。「受信料に関して色々な意見や解釈があるので、当チャンネルとして今回NHKに問い合わせたところ、こういう返事がありました」と「ただしあくまでNHK側、つまり徴収する側の見解です」と「状況報告、確認報告」をしただけです。

ただ、視聴者さんの中には「受信料に関する妄想」という名のバイアスがかかってしまっている方も多数いて「NHK受信料」=「ぶっつぶせ」と私の動画で反応してきたのだと思います。

これは、今回と同じようなケースと言えます。

 

これらのコメントに対し、教訓とすべきことは1mmもないと思いますが(笑)動画の内容よりも「自分の妄想に寄り添ってコメントしてくる方がいる」ということは、理解しておくと良いと感じます。そしてこのことは実社会でも結構あって、もしかしたら自分自身も妄想を基に、第三者に返事や回答をしている可能性があるのです。

妄想は「固定概念」と言い換えてもいいかもしれません。注意したいと思います。

 

 

私は動画内で「視聴者さんの意見を聞きたい」と思ったことは何度もありますが「論争をしかけたい」と思ったことはありません。

もちろんそういうことを狙った方が再生回数やチャンネル登録が多くなることもあるでしょうし、論争を目的とするチャンネルもあると思います。それはそれぞれのチャンネルの方針なので良いと思いますが、自分のチャンネルについては「論を争わすのではなく、意見を冷静に述べる場」にしたいと考えています。

 

コメント返信については、一時期全返信を決意しましたが、今はフラットな状態で

①返信したいと思ったら返信する。

②いいなと思ったら「ハート」を付ける。

③さらにいいと思う意見には「👍」ボタンを押す。

④私や第三者を侮辱するようなコメントは削除する。

⑤悪意がある場合は、ブロックする。

という対応をしています。④と⑤の判断は難しいですが、私が最初に感じた「素晴らしいコミュニティ」を守るためには必要なことだと考えています。

 

ただ、どのコメントも有り難く読ませて頂いておりますので、少々の節度と共にお気軽にコメントください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

では、また!

 

 

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