スマートフォンやタブレットの防塵・防水性能の表記について~Kindle Oasis の「IPX8等級」ってどういうこと?

2017年10月16日記

 

本日午後イチにアップした記事「Kindle Oasis」について、その防水性能を表す「IPX8」というのがどれほどなのか、よく理解していなかったので調べてみました。

hyzuki.hatenablog.com

ということで備忘録!

<今回の備忘録>

①「IP○○」とは「IPコード」と呼ばれる国際規格。

国際電気標準会議(IEC・本部ジュネーブ)が規格した防塵・防水の性能を表す等級。

③日本でも「日本工業規格(JIS)」が採用している。

④IPに続く2桁の数字の内、一番目の数字が防塵性能の等級を表す。

⑤IPに続く2桁の数字の内、二番目の数字が防水性能の等級を表す。

⑥防塵の保護等級は0~6で表す。

⑦防水の保護等級は0~8で表す。

では、Oasisの「IPX8」の一番目の数字がなくエックスXとなっているのは何か・・・

数字がXになっている場合、テストを行っていないことを表す。

 

つまり、Kindle Oasis の「IPX8等級」とは

防塵については調査してないけど、防水面では水没しても問題ない保護をしているよ」という意味になります。※水没条件については製造者が規定するそうです。原則的には密閉構造であることが求められるようです。

 

以上はタキゲンさんのHPを参考にさせて頂きました。

等級の詳細についてもそちら↓にてご確認ください。

https://www.takigen.co.jp/jp/contents/tech/tech_09.html

 

備忘録つづき・・・

⑨防水性能はあくまで目安。絶対を保証するものではない※メーカー規定による。

⑩防水性能は通常真水でテストされる。海水・お湯などは対象外の可能性もある。

⑪防水性能の等級は数字が多い方が必ずしも優れているわけではない。

つまり、⑪防水性能の等級は利用状況によって求められる防水等級も異なるということですね。例えば8等級が5等級をカーバーしているのではなく、利用状況によっては「5等級=水没には対応していないが噴流に適合」していれば問題ない場合や、「8等級=噴流には対応していないが水没に適合」していれば良い場合等、状況によって求められる数字が異なります。

2つの防水等級が求められたりアピールしたい製品などは「IPX5/IPX8」と併記され、「5等級=いかなる方向からの直接噴流によっても有害な影響を受けないし、8等級=密閉構造であり、製造者によって規定される条件に従って、連続的に水中に置かれても適合する」ということを表しています。

 

いずれにせよ、絶対を保証するわけではない!ということは頭の隅に入れておいた方がよいと思います。

 

では、また!

 

    ※ご注意ください:本ブログに記載の事項や価格は個人的に調査した内容ですので、間違いやその後の変更等がある可能性がございます。当ブログでは記事内容を保証致しません。ご購入を検討される際は、必ずご自身でメーカー公式HP等をご確認頂けますよう、お願い致します。