2018年10月15日記
私が運営しているYouTubeチャンネル「Hetano@yokozuki」は「スマートフォンを中心としたガジェット」を取り扱うことを、ひとつテーマにしており、
それに付随して、フォロー的な記事を掲載している本ブログについても、いわゆるガジェットに関連することを多く記載しています。そうすることで、視聴者さんや読者さんが混乱することなく、安心して視聴できたり記事を読んだりでき、ひいてはファンの獲得につながりやすいのではないか、と考えているからですが、今日はそういう戦略的なお話をしたいわけではありません。
本日は逆に、デジモノガジェットやYouTubeの戦略から遠く離れて、プロスポーツ、プロ野球に関する話題を未来の私へ向けた備忘録として記したいと思います。
我が家は先祖代々ジャイアンツファンで、と言っても母型の系譜になりますが、祖父が時の審判部長と昵懇だったりして、母はよく後楽園球場のバックネット裏で観戦していたようです。
私がプロ野球にのめり込むようになったのは、ポストON時代です。そう、栄光が過ぎ去った後「地方の時代」に突入しはじめた頃です。地方の時代を象徴するチームとして名高いのが、名将古葉監督が率い、ミスター赤ヘル山本浩二、鉄人衣笠幸男を擁した、広島カープでした。
プロ野球はその他のスポーツ同様、あるいはそれ以上に様々なドラマを私に提示してくれて、時に生きる活力になりますが、これらについての諸々を書き始めると2~3日では終わらない気がするので、その辺りはまた別の機会に触れたいと思います。
今回のテーマは「クライマックスシリーズとファン心理」について。
昨日、ジャイアンツの絶対的エースピッチャー菅野智之が、2位ヤクルトスワローズを与四球1つという準完全試合とでもいうべきノーヒットノーランでねじ伏せ、ジャイアンツが1stシリーズを突破、日本一進出をかけペナントレース優勝の広島カープのホームに乗り込むことが決まりました。
私は久々に点けたCSチャンネルを前に、声を枯らし拍手喝さいしていました。と言っても、多くのジャイアンツファンは私と同様、菅野の快投に溜飲を下げ、健闘を讃えつつも、心中は複雑なのではないでしょうか。
高橋由伸監督が指揮を執るようになってからというもの、少なくとも私にとってはがっかりすることの多い3年間でした。
いきなりの現役引退、マネジメントに対する準備不足、フロントを含めたチームガバナンスの混乱等、色々と高橋監督を擁護できる部分はあるものの、最後まで彼が理想とする指揮官像が掴めなかったのです。
それは前監督の個性が強すぎたせいだからとも言えますが、高橋監督は常に迷い、おどおどしているようで、そこから頼りなさと覇気の無さを感じていました。
いつしか、ジャイアンツ戦も見なくなり(スカパーで全試合視聴できる契約をしているのに)プロ野球自体の視聴から離れつつありました。
そしてやってきた「辞任」発表。
「やむなし」という想いと同時に湧き上がる「憤り」
監督高橋由伸が嫌いでも、現役時代のウルフヨシノブが嫌いなファンは少ないはずです。もう一度チャンスを、とは思いませんが松井秀喜と並ぶスター選手ウルフの引き際、真にユニフォームを脱ぐ結末としてはあまりにもお粗末です。
これなら、本当にボロボロになるまで現役を続行して欲しかった。
もうひとつの世界線があるならば、ウルフは最後にいつものあの綺麗な放物線を描いて、平成が終わる今シーズンで現役を引退しているのかもしれません。
そんな複雑な感情を抱かせる監督高橋由伸が辞任発表をしてから、ジャイアンツにかつての「いけそうな感じ」が蘇り、ペナント最終戦での滑り込み3位確定と、昨日のノーヒットノーラン、CS1st突破という副産物を生み出しました。
そう、あくまで副産物です。辞任ブースト(監督が辞めると分かった瞬間からチームが勝ちだす)とは昔から良く言いますが、ジャイアンツファンそしてウルフファンとしては、最早名物となった、首脳陣総出で試合中に俯きながら取るあのメモが、遂に完成したのだと信じたいところです。
その秘伝メモをひっさげた我が愛しのジャイアンツが、17日(水)からスタートするクライマックスシリーズ2stで、日本シリーズ出場権をかけ、リーグ優勝チーム広島カープをこの良い流れのまま圧倒し、遂に打ち破って欲しい!かというと、これまた微妙な心境です。
辞任という感傷的な副産物としてチームが一丸になるのは美しくも儚いもので、私個人としてはそういうチームを見たいのではなく、強く頑丈でデンと構えたそれを見たいのだから。
そして、厳然なる事実としてジャイアンツはリーグ戦で勝率5割にも満たないのです。
143試合を戦い負け越したチームが、時の勢いに乗っただけで日本一に挑戦するということに違和感を覚えるのは私だけではないはずです。
やはり、リーグ優勝したチーム同士が日本一をかけて戦って欲しいし、それが本来あるべき姿だと言えます。
下克上というロマンシズムを掻き立てる抽象的な言葉でその問題点を隠している感じもしますが、ただ、クライマックスシリーズ自体が無くなることもないでしょう。すでに10年以上の歴史を重ね、経営上の大きな資源となっている以上、まったくゼロにする、なくすことはあり得ません。
クライマックスシリーズ1試合だけで数億円以上の観戦収入があり、物販収入を合わせると、チームを補強する上で来季へ向けた大きな財源となるのです。
もちろんその果実は、リーグ優勝チーム(最大6試合)、そして2位チーム(最大3試合)が全て得るわけで、これはこれで公正なルールだとも感じます。
ジャイアンツファンのこの一週間の楽しみ方としては、
①地の利、相性全てに分が悪い広島カープに、今の最強ヨシノブジャイアンツがどこまで通用するのか
②ヨシノブの雄姿をあと何試合見れるのか(どの程度の運が彼に残っているのか)
そして、③は、、、
辞めたくて仕方なかったヨシノブが、実は名将でここから実力を発揮する(説を実証する)
さて、最短だと残り3試合、最長で残り6試合、まかり間違えばその先も最大7試合が観戦できる、ジャイアンツファンとしての今年のプロ野球。
今シーズンほとんど目にしてこなかった自戒を込めて、しっかり見届けたいと思います。
次回は、フロントの役割と新監督人事について触れたいと思います・・・
(えっ!続くの!??w)
See you baseball freak.....
では、また!
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