猫も杓子もYouTuber

2019年7月23日記

特に社会への風刺的な意味合いを込めた文章ではありません。

いつものように多分に個人的な内容、私的な自分に向けての備忘録です。

 

お陰様で私が運営するYouTubeチャンネルの登録者が増えてきて、あるいは以前からもそうだったかもしれませんが私の事を「YouTuber」と呼称する方が結構いらっしゃいます。

ただ、私は自分の事をYouTuberだと思ったことは一度もありません。

「いや、YouTubeに動画投稿しているんだからYouTuberじゃん」という意見はもちろん御尤もなことで、それらの意見について口角泡を飛ばして否定するつもりもありません。

私の考え方として、あくまで私的な動画投稿者であるという立ち位置の確認と、私が定義するYouTuberとは何か?ということを記しておくのが本稿の主題です。

 

私は「ガジェットをメインとして、自分が楽しいと感じる事や、覚えておきたい事を動画として投稿」し、そしてそれらが「どなたかの参考になればいいな」と思っていますし、究極的には私がレビューしたガジェットについて「購入を検討される方の判断材料」になる事を目的としています。

そんな単なる「動画投稿者」ではありますが、一方でそんな趣味みたいな事が事業化できるのか否か「仕事として回る仕組み」を盛り込んでいる最中でもあります。

 

私が思うYouTuberとは・・・

①専業若しくは主たる業務として取り組んでいる。

YouTubeを専業や主たる業務とされている方は沢山いらっしゃると思いますが、私にとっての主たる業務は別にありますので、この時点でこの定義から外れています。

主たる業務ということについても「専業・兼業、収入の大小」等々色々な解釈があるでしょうが、ここではあくまで「自分自身が主たる業務として取り組んでいると考えているのか」どうかをポイントとしています。

 

②チャンネル登録者数で10万人以上

これは私の実感的な数値です。お陰様で4万人以上のご登録を頂いており、月間100万回視聴頂いたり、私の主たる業務の収入を超える広告収益を頂く事もありますが、インフルエンサー的な意味合いや安定的な収入を考えた場合、チャンネル登録者数が10万人以上いないと難しいのではないか、と感じています。

もちろんチャンネル登録10万人以下の私でも、50万回以上再生される動画も何本かありますし、チャンネル登録者数が少なくとも莫大な収益を上げている方はいらっしゃると思いますが、あくまで私の感覚知として「1本の動画でコンスタントに10万回以上再生されるようにならないと、主たる業務として継続するのは難しい」と思っています。

 

逆説的に言えば、私が②チャンネル登録者数で10万人を超え、①主たる業務としてYouTubeに取り組んだ場合「私はYouTuber」です、と名乗る可能性もありますが、①についてはほとんど考えていないので、私は一生「イチ動画投稿者」なんだと思います。

 

YouTuberという定義に対して

・本業の収入を超えればYouTuber

・チャンネル登録者が1万人以上いればYouTuber

・広告収益を受けられる1000人以上のチャンネル登録者でYouTuber

・1本でも動画をアップすればYouTuber

・プロを志せばYouTuber

・アカウントを作ればYouTuber

等々色々な解釈や定義、人それぞれの想いもあると思います。

それらを否定するつもりはまったくありません。

私は「こう思っている」という事を記しただけです。

 

何故敢えてこんな事を書いたかと言うと

「YouTuberなんだからファンサービスするのが当たり前」という風潮が嫌だったり、

「YouTuberになるためには“本気”で取り組まないといけない」という固定観念に辟易していたり

「YouTuberとしてブランディングを意識すべき」というようなアドバイスを鬱陶しく感じているからです。

もっとラフな立場でいたい。

 

全員が全員、プロを目指す必要はないはずです。

趣味として、アマチュアとして楽しもうとしているうちに、色々な気付きを得てプロになることだってあるはずです。

 

尚、上記のような「為になる」発信をしている方々を非難するつもりはありません。

人の善意を無下にすることはありません。発信することも、それぞれの考えに沿って行われるものなので公共の福祉に反しない範囲で自由です。

私がここで言いたいのは、それら「真理に見える発信」を「金科玉条」にしないこと、「一意見に過ぎない」のだと認識することの大切さです。

 

 

私自身は主たる業務の方で散々ファンサービスをしているので、趣味の一環(+事業化できるかの実験)で取り組んでいるものに過度なファンサービスは「致しません」

プレゼント企画はファンサービスというより「感謝」です。

実際の仕事では腹立たしいお客さんがいたとしても、ニコニコして頭を下げながら仕事を取ってくるしかない場面は多いですが、それを趣味の分野で実践するつもりはありません。

自分に取っては、あくまで「投稿者」と「視聴者」は「同格」で、どっちが偉いとか立場の上下と言うこともありません。視聴頂けるのはとても有難いですが、視聴者さんをお客様とは思っていません

何事も「本気」で取り組むことが全てでもありません。趣味やモノマネとして始めたり、取り組んだりしてもいいと思っています。(個人情報には気を付けましょう)

ブランディングという「他人から自分がどう見られるか」ということばかり意識しすぎると、頭でっかちになって自分らしさが出せなくなります。窮屈な世界から抜け出そうとして、より新たな窮屈な世界を作るだけです。そして、偽りの自分ではすぐに限界がやってきます。

 

ただし「事業化」という事を考えると、これら私が嫌っていることを真剣に考え、実践する必要も出てきます。

 

まとめます。

世の中には色々な意見があると思いますが、まずは「自分が思ったこと」をやりましょう。そこで仮に失敗しても、次の糧になるはずです。

失敗は改善のマザーです。失敗する事を前提にしておけば、何をするにしてもそれほど怖くはありません。

「本気とか覚悟とか真剣」などという、心理的プレッシャーになるモノは、当初は深く考えず、後から取ってつけてもいいのです。

現状に不満があったり、息苦しさを感じているなら、そんな環境を変えるためにまず一歩を踏み出しましょう。

「こうするべき論」や「身の丈に合わないアドバイス」に耳を奪われ、一歩を踏み出せないでいることこそ最大のリスクであり、時間の浪費です。

 

どんな形であれ「まずは一歩を踏み出す」べきです。

例え人に馬鹿にされたとしても。

 

あっ、これも「べき論」か(苦笑)

 

お前が消えて喜ぶ者に、お前のオールを任せるな。

 

 

ということで、現時点で私はYouTuberではありません。

そこんとこよろしくぅ!

 

最後までお読み頂きありがとうございました!

 

では、また!

 

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