2018年8月6日記
サーセン。本当にほんの備忘録です。
ソニーモバイルコミュニケーションズのXperiaが売れていないそうです。
端末を触りに行った時の感想を基にすると、さもありなんという感じで「どうしてこれで販売OKしちゃったのだろう」と思うわけです。
Compactの方は悪い感じはしませんでしたが、フラッグシップモデルをのPremiumを買う気満々だった自分としては、とてもがっかりしました。そして、現モデルはなかったことにするかのように、既に次期モデルに注目が集まっています↓
今回はほんの備忘録として(事前注意2回目)engadgetJapanさんの下記のリンク記事をまとめたいと思います。より詳しくご覧になりたい方もそうでない方も、下記リンクから是非記事をお読みください。
・シャープの売上が伸びたのは「iPhoneと競合しない領域」をマーケティングし、フォーカスしてきたから。
・ソニーは高付加価値領域にフォーカスしてモデル数を絞り込むという、他の事業領域でも行っている戦略を行い、自ら顧客を絞り込んで売上を落とすという結果に。
・ソニーが独自性を出せていたのは、カメラスペック等に優位性があったから。
・HUAWEIも内蔵カメラによる差別化により事業を伸ばせている。
・GalaxyS9シリーズには内蔵カメラに新規性が乏しく不調要因に。
・HUAWEIの内蔵カメラは「真を写す」よりも、AIにより「より望ましい」写真を作り出すという部分で、カメラメーカーとはまったく異なる価値を出している。
・HUAWEIは、デュアル、トリプルとレンズ数を増やしながら、新しいトレンドを生み出しつつも、基礎的なカメラとしての品位そのものも上げてきている。
・スマートフォン内蔵カメラの開発で鍵を握るのはISP(イメージシグナルプロセッサ)の使いこなし方。
・スマートフォンの機能は、単体のデジタルカメラと違ってISPがアプリケーションプロセッサにほぼ統合されている。
・HUAWEIがここ数年、内蔵カメラの分野で様々な独自機能を提供できているのは「Kirin」という独自のアプリケーションプロセッサを持っているという部分が大きい。
・内蔵カメラに改良を加える場合、自社開発のアプリケーションプロセッサを使っていれば、そこに内蔵されているISPのレベルにまで遡って改良や機能追加が行える。
・自社アプリケーションプロセッサを持たない場合、外部ISPやCMOSに積層したISPを使うこともできなくはないが、技術的な制約や製品全体のサイズ、デザイン、消費電力などに影響が出る。
・Xperia XZ2 Premiumは「AUBE fusion」という独自ISPを搭載した高性能内蔵カメラを搭載しているが、全モデルに搭載するのは難しいのではないか。
・独自のISP、カメラ全体の制御までを含め、完全に掌握した上での自由な開発が行える枠組みをスナドラシリーズ上にも作れれば、積層CMOSセンサーをソニーグループ内で発注して作りこめるようになり、Xperiaの競争力は高まるはず。
・スナドラのISPとandroidに組み込むドライバーソフトウェアの間に入り、制御を則ることで支配下に置くというやり方も出来る。
ということで、以上自分なりにまとめてみました。
記事は、カメラを改善したメーカーや技術を提供している企業に取材を続けたうえで、Engadgetでも紹介する、と結んでいます。
「スマホの内部部品は日本製」「カメラはソニー製」と勝手に思い込んでいましたが、実際はそうではないようですね。
そして特にスマホの場合、カメラ自体の性能というよりも、ISPとそれが内蔵されているアプリケーションプロセッサが鍵を握っている。ならばHUAWEIが独自プロセッサを持つがゆえのアドバンテージをいかんなく発揮しつつあることも合点が行きます。
出来るならば、ソニーがクアルコムのスナップドラゴンシリーズを凌ぐようなSocを開発して、カメラ性能でも一歩抜きんで、それがデザインとして集約されるようなスマートフォンの誕生を待ちわびたいところです。
では、また!
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