2019年5月30日記
幸か不幸か「お勧めスマホを教えてください」的なご質問を多く頂くようになりました。でも「用途が分からないので何とも言えない」と常々回答しています。
その対応が「冷たい」と言われたりもしますが「人の時間を何だと思ってんだと」とイラっとすることもあるので、今後そういったご質問を頂いた際は有料サロンへの入会を促進しようかと思っています(嘘)
YouTube界のレジェンド・ジェットダイスケさんが、以前Twitterで「お勧めカメラを教えてくだい」とざっくり問われても「答えに窮してしまう」と呟かれていたのと同じ理由で、私は「ガジェット=道具は使う人によって良しあしが180度変わるモノ」という認識でいるので「単純なお勧めなどあり得ない」と考えています。
強いて言うなら「iPhone買っとけ」と。
しかし、今回はこれまでの道理に逆らってご質問頂いた内容を掘り下げ「少し本腰を入れてお勧めスマホを探して」みたいと思います。
本日午前中に“「HUAWEI P20lite」への乗り換えを検討していたが、最近のニュースを見るにつき見送った方がいいのか?”というような内容のご質問をTwitterで頂きました。
その方(以下「Tさん」)は以下の私の動画もご覧頂いたようです。
「P30lite」昨年一番売れたSIMフリースマホP20liteの後継機種として満を持して登場するはずでしたが、発売日直前になって各所で販売延期となってしまいました。
Tさんは当初Yモバイルでこの「P30lite」を購入・契約しようと検討されていたそうですが、Yモバイルでは販売延期となってしまったため、既存端末としてYモバイルでも継続販売されているP20liteを候補にされたそうです。
物事の道理、つまり筋としては、
新規端末のP30liteはgoogleのアップデート対象なのか不明→販売差し控え
既存端末のp20liteはgoogleのアップデート対象なのが明らか→販売継続
と考えられますが、私が量販店で一読するよう促されたGoogle公式AndroidTwitterアカウントによる、件に関するツィート和訳には「既存のファーウェイ端末上で引き続き機能することを保証する」と記載されています。
この確証があるため、量販店は「P30lite」も販売しているのでしょうが、この辺りは販売店それぞれで「解釈や見解の違いがある」といったところでしょうか。
いずれにせよ、私は中華メーカー製スマホは積極的にはお勧めしていません。
それは今まで何度もお伝えしてきた通り「情報が抜き取られる」というような曖昧模糊としたものではなく「極度に政治化」してしまっているからです。
政治化とは、今回のように一国の思惑で、せっかくの端末が使えなくなってしまう可能性があることを示唆します。
▽昨年12月のブログ記事
なので「P20lite」について「原則的には今後の利用に問題はない」とは思うものの、その取り巻く環境を思えば、敢えて購入する必要もない。というのが現時点での私の判断です。
ということでご質問頂いたTさんにヒアリングした内容を確認すると・・・
①現在Softbankで契約している。
②愛機は凡そ7年前に発売されたSHARPのPANTONE6(200SH)
③スマホに求めるのは月々の維持費とカメラ性能
④月々の維持費として通信端末代金込みで5~6千円を希望
⑤現在の維持費は端末代金支払い済み、つまり通信通話のみで月8千円程度
⑥現在の月の使用データ容量は2GBだがYモバイルではMプラン(6GB)で検討
⑦通話かけ放題は必須。5分かけ放題等ではなく完全かけ放題が必要
というものです。
大手キャリアを頭から否定するつもりは毛頭ありませんが、端末代金をとっくに支払い終わっているのに、月2GB+通話かけ放題プランで毎月8千円徴収するのは狂気の沙汰だと感じます(あくまでTさんの仰る通りなら、ですが)。
こういうお客様を「いい鴨」として捉えるのではなく、長期にご利用頂ける「ありがたいお客様」としてお得なプランをお勧めしてこそ、大手の面目がたつはずです。(もしかしたらレターなどでプラン変更のお勧めがあったかもしれません)
これらの条件の中で、Tさんが特に「カメラ性能」を希望していることから、私がまずお勧めしたのは、価格はミドルでもカメラはハイスペックな「Pixel3a」です。
ただ、ストレージが64GBでSDカードによる増量が出来ない為、候補から外れました。
Googleフォトに高画質のまま写真をアップしてPCで同期→SDカードに落として印刷(写真屋さんへの持ち込み含む)という手もありますが、とりあえずSDカードが使えない端末は候補から外します。
次に通信会社ですが、SoftbankからMNPする場合、同じSoftbank系のY!モバイルではなく、au系のUQモバイルへの乗り換えのほうが様々な特典が付く可能性がありますが、Tさんは⑦通話かけ放題が必須なので、今回はY!モバイルを候補とします。
残念ながらUQモバイルには「完全なかけ放題プラン」はありません。
Y!モバイルのスマホラインナップを見てみると・・・HUAWEI以外のAndroid端末はAndroidOneシリーズのみ・・・これは今となっては何気に痛いっすね。
HUAWEI若しくはiPhone7押しと言ったところでしょうか。
最上位機種の「One X5」でシミュレーションしてみると・・・
この結果にかけ放題オプションの「スーパー誰とでも定額」月1,080円を加算し、家族割引サービスを受けないと仮定し更に月540円を加算すると、最初の1年は6,242円、2年目以降が7,322円になる計算です(端末代金含む)。
2年間利用時の1ヶ月平均は6,782円
尚、月額割引は2年限定なので、2年経過後は月々5,478円になります。
▽シミュレーションはこちらからどうぞ。
ただ、製品情報などを見る限りこの端末の写真性能が良いかどうかはわかりません。
では、端末は別途選ぶとして
Y!モバイルでSIMのみ契約した場合どうなるでしょうか?
プランはMで、かけ放題の「誰とでも定額」を付けると・・・
最初の1年は4,298円。2年目以降ワンキュッパ割りがなくなり5,378円。
2年間利用した場合の1ヶ月平均は4,838円になります。
このプランでは月額割引がないので、13ヵ月目以降の料金に変更は生じません。
それでは端末はどうするか、、、
Tさんの要望は「P20liteのようなボケた写真が撮りたい」というもの。
つまりハード的な側面でいえばダブルレンズ搭載スマホ。
!!!
あるじゃないですか!
本日発表されたこちら↓
6月7日発売!現在のAmazon価格は41,904円。
モトローラ SIM フリー スマートフォン Moto G7 Plus 4GB/64GB ディープインディゴ 国内正規代理店品 PADU0003JP/A
- 出版社/メーカー: Motorola(モトローラ)
- 発売日: 2019/06/07
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
背面カメラは1600万画素+500万画素のデュアル仕様
仮にこの端末を24分割すると、41,904円÷24ヶ月=1,746円※金利手数料考慮せず
Y!モバイルのSIMプランとの合計は
4,838円+1,746円=月額平均6,584円
になります。
モトローラスマホのカメラ性能がどれほどのものか今のところ分かりませんが、HUAWEIスマホの受け皿の一つになる可能性はありそうです。
また、Y!モバイルで重要とされるband「B1/B3/B8」にも対応しているよう。
▽1個下のグレード「Moto G7」もダブルレンズ搭載で現在33,264円。
モトローラ SIM フリー スマートフォン Moto G7 4GB/64GB クリアホワイト 国内正規代理店品 PADY0001JP/A
- 出版社/メーカー: Motorola(モトローラ)
- 発売日: 2019/06/07
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
これこそ、P20lite後継機種かもしれません。
33,264円を24分割すると月1,386円。SIMプランとの合計は平均6,224円になります。
まぁ、モトローラも中華系と言えば中華系のメーカーですが、Googleとのつながりを考えると、今後しばらくは大丈夫でしょう。
ということで、今回のTさんのご要望を最大限考慮した私の結論はとしては・・・
Y!モバイルSIM契約+別途端末購入
がお勧め!ということになります。
その他、家のネット回線をSoftbank系にするかどうかで料金割引を受けれたりしますが、上記計算が基本であり、原則となります。
キャリアに言われるまま高い料金を払っている人を根絶したい!
とまでは思いませんが、自分の通信費用が本当に適正化どうかに疑問を持ったり確認できるような、そんなサイトや動画作りが出来たらいいなと思っています。
何かのご参考になれば幸いです。
では、また!
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